職員研修~上級救命講習~

その他2024年01月23日

今年度は、ベテランから若手職員まで計8名が、上級救命再講習を受講しました。

 

講義・実技を通して、小児・乳児の救命処置やAEDの使い方、コロナ禍で変更された点など学びました。

講習後に『上級救命技能認定証』をいただきました。

こうした研修を行うことで安全な保育が出来るように日々学んでいます。

 

排泄~幼児編~

育児2024年01月04日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排泄の自立に向けて・・その2

はいざるの部屋、前回の「排泄」では乳児期のオムツ外しの時期を中心にまとめましたが今回は幼児編。ある程度自分で出来るよう育ってきた子ども達が、より自立に向かっていけるようになるまでにどんな姿が見られるのか…また、園ではどんな事に気をつけているのかなどについて少しお知らせしたいと思います。自分で出来る事が増えるため、大人の関心が薄くなる幼児期の排泄ですが、一生ついてくる生理現象なので大切で大事な行為である事には変わりありません。

 

<排泄の自立って??>

「トイレ行ってきまーす!」幼児の部屋は乳児室の作りと違い横にトイレがある訳ではありません。そのため排泄に向かう時には、大人に声を掛けて行ってもらうようにしています。一斉に「トイレの時間」があるのではなく、尿意、便意を感じたタイミングで向かいます。もちろん場面の切れ目や午睡前などには声を掛けますが間隔はそれぞれ違うので「行く、行かない」はその子に出来るだけ任せます。しかしそれが完全に出来るのは、「幼児」だからではなく体の機能がしっかり成長し、排泄のサインを自分で捉えられるようになるから。そのため間に合わず部屋で漏らしてしまう子も、まだオムツの子もおねしょをする子も当然いますし、それがある日突然パタっとなくなる事もよくあります。

この個人差は乳児期と同じですね。だから幼児だって「あせらず、しからず、くらべず」。幼児になるとプライドも出て来るので少しやっかいな状況も時にありますが、大人はいつか必ずくる「自立」の日に向けて少しの手伝いと励まし、そして毎日見てるからこそ小さな変化を見落とさないようにしています。

 

 

<排泄って意外と大変⁈>

排泄ってトイレに行くだけでなく、例えば男児なら立って排尿、排便時はどうやってお尻を拭いて始末をするのか、終わった後の衣服の整え方や手洗いなど意外とする事が多いんですよね。大人は無意識にしているけれど子どもはそうはいきません。ここにも個人差があるので出来る事も要求する事もそれぞれ・・。大人はその子の発達に合わせて直接助けたり、見守ったりしています。幼児クラスは混合なので特に男児の排尿は大きい人たちがしているのを小さい人たちが見て真似をしたり、教えてもらったりしながら出来るようになる事があります。衣服を全部下げお尻を出さなくても濡らさずに上手に排尿出来るように、大人からも友だちからも教わりながら身につけていくのは集団生活の良さかも知れませんね。

 

排便時のお尻拭き、ご家庭ではどうされているでしょうか。幼児になると少しづつ自分で出来るよう大人がやり方を伝えながら拭いたり、自分の手が後ろに回ってお尻に届くようになると一部任せてみる事もします。でもまだ完全ではないので仕上げをしてあげたり、見守ったりもします。ただ、排便のタイミングは個々によってまちまち。昼食後のトイレが排便ラッシュになってしまう事もざらなんです。その1人1人に排便の始末をするのも正直なかなか大変・・。生活リズムを整え朝食後家庭で排便してから登園する、という習慣を就学頃までに整えられるといいですね。ご家庭でも全部やってあげてしまわずに(放任もせず)、時には一緒に、時には見守って丁寧に行為が出来るよう助けてあげて下さい。

 

上記の他にも排泄の後の手洗い、衣服の整えもありますが考え方は同じ。長い時間保育園にいる子ども達ですがやはり園だけでは身に付かない生活習慣が沢山あります。幼児になるとつい目を離しがちですが全部は任せきれませんよね。見守ったり、手伝ったり、励ましたり、要求したり・・その子にあった、その場面にあった対応を考えながらこれからも園と家庭とで協力して自立に向けてのお手伝いが出来たらと思っています。乳児同様課題はそれぞれ。園での様子が気になったり、質問等ありましたらいつでも声を掛け聞いて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

芸術の秋~子どもの絵はメッセージ~

その他2023年11月09日

猛暑がようやく去り、ようやく秋の深まりを感じる季節になりましたね。

秋と言えばスポーツ、食欲、読書…といろいろなことが思い浮かばれますが、今回は芸術の秋!ということで、子どもたちの描画についてをテーマにしたいと思います。

 

<子どもたちはお絵描きが大好き!>

描画をしようとすると、「やりたい!」と目をキラキラさせてやってくる子どもたち。子どもたちがいきいき、のびのびと楽しそうに描く姿やその絵を見ると、とてもあたたかい気持ちになりませんか??

そののびのびと楽しむ気持ちや描くことが好きな気持ちを大切に育んでいきたい・苦手な子や自信がなくて描けない子が、少しでも前向きになれるようにはどうしていったらいいか…など、私たち保育士も日々子どもたちと接しながら試行錯誤したり悩んだりしています。

前回のはいざるの部屋で、職員研修の様子をお知らせしました。その中にあったように、先日職員の研修で昭島市にある”アトリエ絵の会”の信国有里さんに講師として来ていただきお話を伺いました。信国先生には以前よりたびたび拝島保育園に来ていただき、職員の勉強会で子どもの絵の見方などを教えて頂いています。先生から聞いた‟子どもたちの絵を見るポイント”は、子どもたちにかかわるすべての大人が知っていて損はないことなので、ぜひ保護者の皆さんとも共有したいと思い今回のはいざるの部屋で取り上げることにしました!

       
   

 

<子どもが絵を描くことを嫌いにならないポイントとは…>

子どもにとって描画は自分の気持ちや感じていることを表現する大切な方法の1つです。ママやパパ、友だちが大好きな気持ちをその人を描くことで表現したり、どこかに行って楽しかった思い出を描いて表現したり…言葉で話すように絵で表現しています。ネガティブな経験も同様で、怖いことがあった経験、不安で落ち着かない気持ち…そういったものも描いて表現することもあります。子どもたちの絵にはそんな様々な思いがつまっており、まさに”子どもの絵はメッセージ”なんですよ。

 

そんなたくさんのメッセージがつまった子どもたちの絵を見るときに大切なポイントは…

 

・ほめる! ・描かない! ・聞かない!   この3つが大切だということです!

どういうことか、簡単に説明していきたいと思います。

 

<描画の成長は子どもの成長とセット!>

〇1歳ごろ~…この時期はなぐり描きが中心です。

         

全身を使って縦や横、グルグル…

まだ手先も未熟で、握る力も弱いので、点や線が多く見られます。

 

 

 

 

 

 

だんだん円のような形になっていき…(丸がかけるようになるには、腕が大きく動くことが必要なので、肩や手首の発達も大事なんですよ!)

円が閉じて、丸の完成です! 丸がかけると嬉しくて丸をいっぱい練習する子も多いです。

           

丸からしだいに意味づけ(描いたものに、これは○○!と名称を言うこと)するようになります。顔を描くのもこの頃ですね。

ぐるぐる殴り描きしていた子が、ある日こうして顔を描くようになる…その時はなかなか感動的なものです!

この絵ではまだ目と口らしきものが描かれている段階で、大人から見ると足りないパーツの方が多く、つい大人は何の気なしに“鼻は?”“耳は?なんて言ってしまいがちです。でもそれはNG!目と口だけの顔でも、それが今のその子の発達で、一生懸命描いた絵です。

大人の感覚で、まだ描かれていないパーツを指摘したりせず、そのとき描いたものをありのままほめてあげることが大切です。

ありのままほめる、ってどうやってほめるの?と難しく感じるかもしれませんが、たとえば上の絵だと「たくさん描けたね」「とっても大きく描けたね」など、描いてあるものをそのまま言葉にしてほめてあげるといいかと思います。他には「いろんな色をつかったんだね」とか、今まで描いていなかったけれどその日初めて描いた、というところを見つけてほめてあげるのもいいですね!

私たち保育士も、ほめ方のボキャブラリーを日々勉強中です…!

  顔から手足が出て、人間らしくなっていきます。これを”頭足人(とうそくじん)”や”頭足手人間”といいます。

顔から手足のでているこの感じがとっても微笑ましいですよね!この絵では髪の毛やほっぺも描かれているようですね!

こうしてひとりひとりの子どもが成長していく中で、だんだんと自分の身体のことがわかるようになったり、周りのひと・ものがわかるようになっていき、描画にもそれが表れていきます。子どもたちの描画は身体や心の成長とともに、認識面や手先の器用さも成長していくことで変化していくものです。

お子さんが人間らしき姿を描くようになり、まだ足りないパーツがあったとしても、いつそれに気が付くかな?いつ描くようになるかな?と、その”いつか”を楽しみにしていると、描くようになった時の感動もひとしおですよ。

 

子どもの絵を見る大事なポイント、一つ目の”ほめる”については上のとおりです。

そして次のポイント…”聞かない”

子どもの味のある絵(言い方を変えると拙い、と言うでしょうか…)を見ると、何を描いているのかわからないこともありますよね。

でも、”それは何?”と聞くのは一生懸命描いた子どもに失礼。大人が気軽に聞いた裏で子どもは、上手に描けたのに… わからないの?? と残念に感じているかもしれません。上に書いたように、ありのままをほめつつ、子どもが自分で「これは〇〇なの!」と話していたとすれば「そうなんだ!これは〇〇なんだね!」と共感してあげるといいと思います。

 

そして、”描かない!”

これは”大人が描いてみせない”ということです。おうちで一緒に絵を描いていると、つい大人がラクガキ程度にアンパンマンや動物を描いてしまったり、お子さんが大きくなってくると「〇〇を描いて!」とせがまれて、大人が描いてあげるということもあるかと思います。

やはり大人は子どもよりも上手に絵が描けるものです。大人は人の身体や動物の特徴、天地や大きさの比較などといった物事の概念が当然分かっているので、そういう絵が描けます。

ですが子どもはまだそういうことを理解していっている最中です。そのため、大人が描いてあげてしまうと”ママやパパのほうが上手だな””ぼくはへただな…”と自信をなくして描くことが苦手になってしまったり、まだそこまで描けないのに先を急がせてしまうことにもなりかねません。もしも「描いて!」とせがまれたら「あなたが描いた絵がみたいな!」など、子ども自身が描くことに向かえるように声をかけてあげるといいですよ。

 

 

 

 

 

 

子どもたちの描画を見るときの大切なポイントをお知らせしてきましたが、いずれも日常生活のなかではついうっかり大人がやったり言ったりしてしまいがちなことも多いかと思います。

ですが園で子どもたちにかかわっていると、やはり描画に対し苦手意識を持っていたり自信のない子も少なからずおり、年齢が高くなるほどその苦手意識を払拭するには時間がかかります。

子どもたちが描画で自分の気持ちをいきいきと表現していけるよう、かかわる大人は目いっぱいほめて、自信をつけていってあげたいですね。今回ご紹介したことが、少しでも役立ってくれると嬉しく思います。

 

 

 

              

 

職員研修~描画・空き箱制作~

その他2023年09月16日

毎回テーマを決めて、日々の保育に役立つ研修を職種に関わらず全職員で参加し勉強しています。

 

今回は、描画・絵画の講師を招いて空き箱を使った研修を行いました。

大人も子どもに戻って思い思いの制作

切ったり、貼ったり、つなげてみたり…いろいろな個性溢れる作品が出来上がりました。

 2グループに分かれ、自分の作品のこだわりや思い出などを含めて発表し

お互いに評価し合いました。

 

童心に戻りながら楽しく制作し、子ども達の気持ちに寄り添った言葉かけなどを学んでいます。

 

 

排泄

育児2023年08月09日

排泄の自立に向けて…

はいざるの部屋、今回は子どもの生活習慣編。子どもの排泄の自立に向けてをテーマに、園ではどのように子どもたちと関わっているかを2回にわたってお知らせしたいと思います。1回目は乳児期~オムツはずしの時期の様子をお知らせします。

子どもの排泄については、保護者の方の関心もすごく大きいのではないでしょうか。うんちが固い・ゆるいといった状態のことから、便秘がち…といった排泄習慣のこと、そしていつになったらオムツがはずれるかな?というトイレットトレーニングのこと…。いずれも子どもの成長に関わるとても大きなことで、悩みや心配も尽きないものですよね。

<子どもからのサインをキャッチする!>

拝島保育園では、乳児クラスで布オムツを使用しています。布オムツは、子どもが排泄してオムツが濡れたり汚れたりすると不快感を感じやすいという特徴があります。不快感を感じやすいというのは一見デメリットのようにも感じられますが、気持ち悪くて泣いたり、機嫌が悪くなったり、お尻を触るなど、何らかのサインで出たことを知らせてくれるようになります。この、不快感を感じてサインを出す→それを大人が気づくということがとても大切で、長~い目で見ると自立への第一歩なんですよ。

<オムツ交換は大切なコミュニケーションの時間>

園でのオムツ交換では、一方的に大人がしてしまうのではなく、できることは子どもに協力してもらうようにしています。自分で足を掴んだり、お尻をあげたり、小さくてもできることはたくさんあります。歩行がしっかりしてきたら立って交換したり、ズボンをはくときに足をあげたり…できたことを褒めるとニコッと笑顔を見せてくれたり、ますます協力的になってくれたりと、いいことがたくさん!

小さいからまだわからないと思わず、協力してくれたら「上手にできたね」と声をかけたり、「気持ち悪かったね」「さっぱりしたね」と気持ち良くなったということを共感したり、そういう小さなことの積み重ねが子どもとのつながりを深めたり、いずれ自分から排泄を知らせたり、できることはやろうとすることにつながっていくと思います。

一日の中で何回もあるオムツ交換の時間。ただ黙ってすますのではなく、1対1で触れあうコミュニケーションの時間と考えてみるのも良いですね。園でも交換後に足やお腹をさすってあげたりすると子どももとても嬉しそうで、可愛らしいなあと感じる瞬間です。

 

<あせらず・しからず・くらべず…自立への道のり>

少しずつ排尿間隔が長くなってくると、オムツが濡れていないことが増えてきます。園では外あそびの前や食事前など、生活のけじめのときにオムツが濡れていないと、トイレに座ってみます。座ってすぐに出せる子もいれば、2、3時間出ていなくてもトイレでは出せない子もいたりと、本当に一人ひとり色々です。長く座っても出ないものは出ないので、少し待っても出なければ「またあとで座ってみよう」で切り上げます。園ではおおむね1歳後半くらいからこの”濡れていない時にトイレに座ってみる”というのを続けていきます。それを繰り返しながら、その子の排尿間隔はだいたいどれくらいなのかを掴んでいきます。

トイレに座ることを嫌がったり、座っても中々出ないということもよくあることです。大事なのは無理強いしないこと。そういうときは座る気になれるような楽しい雰囲気を作ったり、また後でいいか!という大人の気持ちのゆとりも大切です。また、子どもの育ちはもちろん、排泄も個人差が大きいもの。同じ月齢でもポロっとオムツが外れる子もいれば、長くかかる子もいます。

あせらず、しからず、くらべず、がポイントです。

おしっこでるかな?

排尿間隔が2,3時間あき、トイレに座ること・トイレで排尿することに慣れてくると、オムツをほぼ濡らさない日が増えてきます。そうするとパンツへチャレンジとなっていくのですが、こうした一連のいわゆるトイレットトレーニングは、園だけですすめていけるものではありません。おうちでも意識してもらいながら二人三脚ですすめていけるとお子さんにも無理がないと思います。大人ばかりが意気込んで、「おしっこは??」と神経をとがらせていると、子どもにも負担になりあそびもままならなくなってしまうこともあります。子どもの気持ちを大事に、「パンツはいてみる?」と聞いてあげたり、一緒にパンツを買いにいって好きな物を選ばせてあげるというのもいいですね。

あせらず、しからず、くらべずがポイントですが、オムツとお子さん任せにしていてもオムツは外れないものです。その子の排泄のサインをキャッチしたり、間隔をつかんだり、大人は大らかな気持ちでかまえつつ、細やかに子どもに心を配ってあげることが大切かなと思います。

保育園に来ている子どもたちは保育園で過ごす時間も長いので、日中の排泄の様子などが把握しにくいこともあるかと思います。保育園でも担任が日々、一人ひとりの特徴を把握するよう努めています。園での様子が気になったり、質問などがあればいつでも担任に聞いてくださいね。

 

 

 

悲しいお知らせ

お知らせ2023年05月30日

2023年5月29日(月)

ここでみなさんにお知らせしなければいけないことがあります。

拝島保育園で飼育していたうさぎのララちゃんが永眠しました。

少し前から元気がなく食欲も減り、動物病院で診てもらっていました。

大好きなリンゴを与えても自分から食べようとせず瘦せていくばかり、、、

寿命もだいたい5~6年と言われていましたが、ララちゃんは約8年半ほど元気に生きてくれました。

ひなたぼっこする姿やニンジンを頬張る姿はとても可愛らしく、子どもにも大人にも可愛がられていました。

 

きっと今頃はお空から拝島保育園で遊んだこと、走り回ったこと、脱走しようとしたこと、、、などなど

たくさんの出来事を思い出してみんなの事を見守ってくれていることでしょう。

 

ララちゃん、今まで一緒に過ごしてくれて遊んでくれてありがとう!!

安らかに、、、

 

桜🌸

園庭の紹介2023年03月22日

前回のブログはご覧いただけましたでしょうか

 

ちらほら咲いていた桜も今週に入って7分ほどまで咲いてきました。

明日から天気が崩れる予報だそうで…

桜が散らないよにと願うばかりです。

 

追記 3/24

天気がイマイチですが、たった2日でここまで咲きました

 

追記 3/29

久しぶりのいいお天気!

避難訓練(後編)

その他2023年03月20日

春がやってきたよ!

3月16日木曜日 桜の開花宣言・・・

いつもより早い春を迎えました。朝晩の冷え込みはあるものの日中は暖かい日が続き、ふと見上げると園庭の桜の木に蕾がありました。ピンク色の可愛らしい蕾です。周りを見渡すとなんと5厘だけ咲いていました。この後少し天気の悪い日が続きそうですが、、、来週には咲き始めるかな??楽しみですね。。。

 

 

 

 

 

避難訓練(後編)   3月17日金曜日

避難訓練(前編)では、消火訓練や引き渡し訓練について紹介しました。今日は地震があった想定での避難訓練で近くの小学校まで0歳児から5歳児全員で避難経路を歩いて避難しました。

 

季節の移り変わり

その他2023年02月15日

今年初めての雪の日。

雪合戦、雪だるま、かまくら、、、みなさんはどう楽しみましたか?

 

 

あっという間に雪は溶け、もう少しでひな祭り。

拝島保育園のひな人形は、1つだけではないんです。

小さく可愛いものから立派でカッコイイものまであるんです。

 

ぜひお子さんと一緒に探してみてください。

 

清潔~きれいにするってどうやって身につくの?~

育児2022年12月20日

早いもので今年も残りわずかになりましたね。今年最後のはいざるの部屋、乳児偏!

 

今回は”子どもの清潔”についてをテーマにしました。

 

 “清潔”というと難しく感じるかもしれませんが、言い換えると“(汚れたら)きれいにする”ということです。あれこれ病気の流行するこの季節、そしてコロナの流行もあるこのご時世、清潔にはより気を付けていきたいところです。また、お子さんがいずれ成長し大きくなった時に、顔や手が汚れていてもそのまま、鼻水がでていてもそのまま、そういったことに無頓着でいて欲しくはないですよね。清潔にする、ということを子どもが自分でできるようになっていくためには、まだ自分ではできない小さいうちからの習慣づけも大切です。園ではどのようにして助けているかを紹介したいと思います。

 

<手拭き、手洗い>

 

 

 

 

 

 

 

 乳児クラスでは食事前後に口周りと手をおしぼりで拭いています。0歳児のうちは、「きれいになったね」等、声をかけながら大人がふいてあげます。毎日積み重ねていくと見通しが持て、自分からおしぼりに手を出したり、口と手を拭こうとするようになります。慣れてくると「ほっぺに汚れがついているよ」と大人に教えてもらいながら自分で拭いてみようとします。ただ拭くのではなく、きれいにしようと意識を持ち拭いていきます。汚れは残っていないかな?と大人と一緒に確認しています。だんだん大きくなると、食事中に汚れると自分でおしぼりで拭いたり、最後に自分できれいにしてから終われるようになっていきます。いずれはおしぼりでなく、紙ナフキンできれいにするようになります。

 

 

 

 

 

 

 

手洗いも同様に、0歳児のうちは大人が一緒に声をかけながら手助けしていきます。だんだんと成長するにつれ、やり方を教えて部分的に自分でやるようになっていき、やがて最初から最後まで自分でできるようになり、自立していきます。ほとんど自分でできるようになった中でも、丁寧に洗えたことを褒めてあげたり、手を洗う時は水を出しっぱなしにしない(もったいないからネ!)ことなどを伝えていく事も大切ですね。

<鼻かみ>

 

 

始めは鼻水を拭こうとすると、顔を背けたり、泣いたりと嫌がることが多いです。ご家庭ではどうでしょうか?園では「鼻水を拭くね」と声をかけてから拭いています。このひと言が子どもの心の準備にもなります(もちろん、声をかけても慣れるまでは泣くことが多いものですが…)。拭きを終わったら「きれいになったね」「すっきりしたね」と綺麗になるって気持ちいいね!と伝えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成長するにつれ、自分でできることが増えてくると、自分でティッシュを折りたたんでかもうとするようになります。そういうときは片方の鼻の穴を押さえて、片方ずつかみ出すように知らせて練習しています。自分から「鼻出た!」という子もいれば、出ていても平気で遊んでいる子もいて人それぞれ。自分で気づかない子には「鼻水出ているよ」「かんでおいで」など知らせていきます。鼻水が出たらかむ、という意識付けが大事です!鼻をかんだら手を洗う、もセットで伝えています。

 

<うがい>

園では2歳児クラスの後半から食後のブクブクうがい、外から帰った後のガラガラうがいを取り入れています。まだ難しい子は口に含んで吐き出す、ということから練習していきます。これだけでも効果はあります。

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラうがいは更に難易度がアップ!まずは水を口に含んで上を向くことを練習します。それができたら上を向いたまま「あー」と声を出してみます。こうやって少しずつ練習しています。最初はできなくても、コツコツ続けているうちにだんだん上手になっていきます。

 

園での様子をお知らせしていきましたが、もちろんいずれのことも乳児クラスの子どもにとっては難しく、個人差もあるので十分に手伝ってあげたり、仕上げをしてあげたり、見守ってあげる必要があります。手洗いや鼻かみ・うがいなどどのことにおいても、大事なのは“やりなさいと言われたからやる、とかやらなきゃいけないからやる”ということではなく“汚れたら汚いから、きれいにすると気持ちがいいからやる”というように、子ども自身が必要と感じてそのことを行えるようになることです。そうなって初めて”身についた”と言えるのではないかと私たちは考えています。

うがいや手洗い、鼻かみなどそのやり方だけでなく、前後のやり取りや声かけも大切にしてみてくださいね。長い目で見ると、その効果がきっとあると思いますよ。