職員研修~多様な子どもたちの理解と支援~
その他2025年02月25日
SNSで活躍されている、藤原里美先生に多様な子どもたちの理解と支援についてお話をして頂きました。職員全員で研修に参加し子どもの助け方を学びました。お話だけでなく身体を動かしたり、ゲームをしたりと楽しみながら学ばせていただきました。
共感できるお話がたくさんあったのでその中の一部を紹介したいと思います。


~苦手でいいんだよ~
苦手なことがあると聞くとマイナスに感じることがあるかもしれませんが、それぞれ身長が違う様に苦手な事や得意な事があります。自分の傾向を知り対策を立て、苦手があっても工夫で乗りきれるように考えていく事が大切になると教えていただきました。自分の傾向を知るには、苦手なことに目を向けて認めることが必要になります。認めることはマイナスな事ではなく、前に進んでいける大切なことで、ダメな自分でも良いと思えるのが自己肯定感だそうですよ。認めることができることで対策を考えていけるのだそうです。子ども達と一緒に対策を考えていき、「〇〇はできないけど、〇〇はできるよ!」と自信を持って話せるように関わっていきたいと思いました。


~遊び心を持って子どもと関わってみる~
いけないことはしっかりと伝えなければと思い、子どもに関わることがあると思います。伝えていく事はもちろん大切な事です。しかし、時には遊び心を持って子どもの気持ちを切り替える助けをすることも必要だと教えていただきました。
公園から帰る時や保育園でいうと外遊びからお部屋に戻る時に「まだ遊びたいよー」と切り替えが難しい時があると思います。そんな時「もう入る時間だよ」と言ってもスムーズにはいかないことが多いです。そんな時は切り替えポーズを子どもと決めていると、子どもの気持ちが切り替わりやすいと教えていただきました。子どもの好きな動物やキャラクターのポーズを一緒に考えると良いそうです。今度は何のポーズにしようかと話すことも楽しい時間になっていきますね。気持ちの切り替えが必要な場面は1日の中に沢山あると思います。遊び心を持って関わることで、子どもと大人の葛藤を減らし気持ちよく過ごせるヒントになりますね。子どもが思わず楽しくなり、気持ちが切り替わるように遊び心を大切にしたいと思います。


子どもたちは性格も得意なことも苦手なこともみんな違います。そんな子どもたちが自分らしく伸び伸びと力を発揮できるように安心して保育園生活を送ってもらいたいと思っています。研修の中でも何度も出てきましたが、どんなことを感じているのだろう…何につまずいているのかな?…どんな方法の時に成功したか…など子どもの姿をよく見て寄り添い考えていくことが大切だというお話しでした。大人に寄り添ってもらえると子どもは安心して自分のやりたいことや気持ちなどを表現でき力を発揮できるそうです。
大人のものさしではなく、子ども目線で考えていくことの重要性や環境を整えることで子どもの力が発揮できる幅が広がることなどを再確認することができました。子どもたちも自分らしく「自分はこんなことができる」「こんな自分が好きだなぁ」と園生活の中でたくさん感じて自信へとつなげていってもらいたいなとも思いました。
